interview

Vol.2 金愛子さん

2021.01.20

金愛子 / Aiko Kim

兵庫県彫刻家連盟 会員
現在美術 絶対/ZETTAI 会員
高等学校美術 非常勤講師

神戸発カルチャーマガジン「SPEAKER STACK スピーカスタック」にアート関連について寄稿中。

2003年 全関西美術 版画部門 入選/第8回ふれあい公募美術展 彫刻家部門 最優秀賞
2017年 第30回神戸市展 彫刻部門 佳作/第43回神戸市展 彫刻部門 神戸新聞社賞
2018年 第24回ふれあい公募美術展 兵庫県彫刻家連盟賞
2020年 Young creators award 2020 審査員賞

型取りは一切行わない粘土による彫刻作品の数々。

変化し続ける人間の身体、その不思議な魅力は常に人々を惹きつけてきました。
そんな人間の身体への興味と共に、自身の心の変化までもを楽しみ、表現します。

金愛子の作品とは…

静寂の中に様々なフォルムで佇むその作品と向かい合った時、内なる心の声が聞えてくる…

作品のシリーズタイトルにも有るSilent voiceが表す様に喧騒とはかけ離れた静けさの中に在りながら、力強く語りかける作家の世界感に魅了されます。

その作品がどの様にしてうまれたのかを聞かせていただきました。

1. 美術との出会いや作品作りについて教えてください。

幼少の頃より”どの言葉で表しても表しきれない感覚”があったという金さん。作品を作ることはそういった、言葉では表現できない感覚を伝える吐き出し口であったと言います。高校生の頃より様々な作品を制作してきた金さんですが、表現したいことは高校生の頃よりあまり変わっていないそうです。また作品を作る際は作品に必ずコンセプトがあり、現在の作品は『silent voice-音のない声-』をテーマにしているということもお話してくださいました。

2. 作品を通して伝えたいことはありますか?

制作した作品のいくつかを紹介していただきました。作品の個々にタイトルはついておらず、全て『silent voice-音のない声-』だそうです。制作した作品は『詩/ポエム』的であり、見た人にその作品から何か詩的なものを感じてほしいと金さんは言います。また、作品のパーツの正確さだけではなく表現のその先を、空間やフォルムから感じ取ってほしいとおっしゃていました。