SF映画ではスターウォーズ、エイリアン、ターミネーター、バック・トゥ・ザ・フューチャーなど
みなさんもどれかはご覧になってフアンの方も多いと思いますが・・・・
他にも華氏451、宇宙戦争、ブレードランナーなど小説が原作の映画も現在に至るまで作り続けられていますよね。
私がSFの世界に魅入られたのは、『SFマガジン』という雑誌が子供の頃にベットサイドのテーブルに置かれていたので、
手にとって読み始めたのがきっかけでした、SF好きな父が創刊号から定期購読していたからです。
当時、私は小学校6年生でした。
夏休みのある朝、母の突然死により失われてしまった母と過ごす時間・ありふれた日常、
急に与えられた余暇をどうやって過ごせばよいのか解らずにいました。
なぜならば、それまでの私の生活は母の夢を叶えるべく、
選手としてフィギュアスケートクラブに属していたので、
毎日早朝からスケートリンクに通いそこから学校、下校してスケート、
クラッシクバレエ、ピアノ、英会話・・・習い事で一日があっという間に終わっていました。
春夏冬の休みはスケート合宿で東京にも行きました。
自分で何かすることを考える暇はなかったのです。
そのまま続けていたら別の人生でしたね。
(母の亡くなった日の記憶話は長くなるので、また、別の機会にさせてください。)
12歳の夏、いるべき人が消えた部屋にできた時空間で、私は本を読むことで心の隙間を埋めていきました。
レイ・ブラッドベリやロバート・A・ハインライン、アイザック・アシモフ、アーサー・C・クラーク
SFの世界に身を置くことで受け入れがたい現実から逃避していたかもしれません。
心に残っているお話は、やはり少し物哀しいものだったように思います、なぜならブラッドベリの宇宙飛行士の話など
ハッピエンドばかりではないからです。
「ウは宇宙船のウ」などは、萩尾望都さんが漫画にされたのでご存知のかたも多いかと思います。
SFの少女フアンが一気に増えた時代ですね。
国内の作家では星新一や筒井康隆、漫画では石ノ森章太郎、手塚治虫などのSFモノもその雑誌から知り、
もっと読みたいと思うようになって、図書館や本屋さんに通いだしたティーンエージャーの私でした。
漫画化だけでなく映画化も盛んになって、文字の世界を映像で体験できる時代が当たり前になり、
SF世界が現実のように身近に感じられる昨今ですが、ブラッドベリが描く世界はまだ実現していませんね。
そういえば、私の好きな作品の一つ「夏への扉」が山崎賢人君主演で公開されますが延期となって残念です。
夏への扉〔新版〕 | 種類,ハヤカワ文庫SF | ハヤカワ・オンライン (hayakawa-online.co.jp)
https://natsu-eno-tobira.com/
待つ間に小説を読み直しましょうか・・・みなさんもご一緒にいかがですか?
山下達郎さんもこの小説から曲を作っていますので、BGMにして・・・
作詞は吉田美奈子さん この二人の組み合わせの曲はとても好きでした。